介護離職 親の年金で暮らすと「後」が絶望的

http://president.jp/articles/-/17223


何なんだろう、このお先真っ暗な記事は。
こんな時代に、こんな遅れた考えがあるのだろうか。
こんな不可解な発想は日本にしかありませんよ。
なぜ、自宅介護が優先されるのか。
なぜ、離職してまで親の介護に明け暮れなければならないのか。
介護というのは、介護士という職業があるほどの専門技術である。
それをなぜ、介護施設に親を入所させることには触れずに、自宅で、しかも親の年金を頼りにして?とはどういう意味なのか。
介護施設に親を入所させるというのは、犯罪並みのことなのか、日本では?


先ずは、親が、少しでも子供に迷惑を掛けないように、元気なうちに遺言を残し、貯蓄に励むことから始まる。
身の回りをきちんと整理することから始まる。
それによって、(我が子たちも含めて)残された人々に迷惑や苦労を与えることなく、この世にお別れができるというものだ。

私の両親は、これらのことをちゃんとやっていなかった。だから今、苦労しています。でも、お陰で心底しっかりと学ぶことが出来ました。反面教師となってくれた両親に感謝しています。

年老いても借金があったり、老齢年金が支給されない、などというのは、もはや人間失格である。
お伽噺や桃源郷で暮らしているのではないのだ。
どの国にも属さずに生きて行くなどというのは、地球上で生きる限り不可能なことなのだから、国に納税するのは当たり前のこと。


少しでも介護が必要になる時期を遅めるためにも、健康管理に気をつけて生きる。

私の父は、元々酒が好きで、若い頃から大酒呑みでしたが、認知症になってからが大変。飲酒がどれだけ有害なことなのか把握できずに飲酒が止まらず。そのため、アルコール中毒×認知症という非常に面倒な状況となり、この10年間、口では表現できないほどの苦労をしました。今までの主治医たち曰く、あれだけの酒量だと60歳ぐらいで死んでいるはず、ということですが、82歳の現在もまだ生きています。

それでもいよいよ介護が必要になったら、専門の介護施設に入所するなり、病気があれば入院するなり。
子供は、離職などしては決して駄目です。
それはまさに自殺行為だ。
「いよいよ生きて行けなくなったら自殺すればいいんですよ」という非常に自虐的な発言が、
日本の貧困などを扱ったドキュメンタリーを見ていると、必ずその言葉が飛び出して来る。
自分で死ねばいい?? …なんという無責任な発言なのだろう。
五体満足で生きているのに、その生命を自分で断つというのか。
それほどの(変な)勇気があったら、何でも出来るだろう。
あんなことを公言しているのに限って死ぬつもりも無いんだろうな、と思う。


どうしたら「絶望的」じゃなく生きられるのか。
働いて、貯蓄して、健康に留意する。これしかないのでは?
貧困ドキュメンタリーなどで、よく喫煙する当事者の姿が見られるが、喫煙して貧困も無いだろう。
人間らしい生活というのは、なにもお金を使うこととは限らない。
その辺を勘違いしていると、いつまでたっても貧困の渦から抜け出せないであろう。
働いたら働いたで、今度はブラックだと騒ぐ。どんな職場にも多少ブラックな面はあるだろう。
そんな桃源郷みたいな職場ってこの世にあるんだろうか?もしあるのだったら教えてほしい。
ブラックや虐めをうまく切り抜けて生きるのも、一つの人間業だと思うのだが。
人道的に異常な職場であれば、そういう時こそさっさと離職して、また新たな仕事を探せばいい。


日本のこれからの老齢年金などについては悲観的な見方もあるが、
どんな場合にも「最悪のシナリオ」を考えながら生きていれば大丈夫。
自分の生活を最低限に落とし込めて考えるようにすると、じゃぁその最低限のところから何が出来るか。
何が可能か、何が不可能かが分かって来る。
夢を語るのはそれからである。
自分の夢をノートに書き込んでなんたらというのはよく言われていることだが、
そんなことしても夢は叶えられない。
自分の「現実」を知ってから、それから夢を語っても遅くはない。
決して捨て鉢になったり、自分の人生を諦めては駄目です。
一応、危険な発展途上国に住んでいない限り、なんとか生き延びることは可能なはず。
テロやクーデター、大量虐殺などに苦しむ国々ではない限り、なんとか生きて行けるはず。


あれれ、介護の話をしていたのにね。
またいつものように脱線してしまいました。