パリのお菓子

パリの街を歩きながら、私が必ず立ち止まるのがお菓子屋さん。


まだ20代になったばかりの頃、友人との待ち合わせ場所(カフェ)の近くに可愛いお菓子屋さんがあって、必ずそこで立ち止まってウィンドー越しに見入っている私の姿を、友人はいつもカフェから見ていて面白がっていました。




フィガロジャポンでも、こんな可愛い本が出ているんですね。

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2009年 10/5号 [雑誌]

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2009年 10/5号 [雑誌]




私の母は、パリのお菓子屋さんの前に来ると、いつも「♪お菓子の好きなパリ娘〜♪」を口ずさみます。

「お菓子と娘」


お菓子の好きな 巴里(パリ)娘
二人そろえば いそいそと
角の菓子屋へ 「ボンジュール」


選(よ)る間(ま)も遅し エクレール
腰もかけずに むしゃむしゃと
食べて口拭く 巴里娘


残るなかばは 手に持って
行くは並木か 公園か
空は五月の みずあさぎ


人が見ようと 笑おうと
小唄まじりで かじり行く
ラマルチーヌの 銅像
肩で燕(つばめ)の 宙がえり