必要最低限のモノで生きていく フランス人の生活に日本人は何を学ぶべきか? | ダ・ヴィンチニュース

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フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~


いや、そこまでフランスを美化しなくてもいいと思う。
必要最低限のモノで生活している理由は唯一つ、「彼らはお金を持っていない」からです*1
これは、フランス人に限らず、欧米人というのは一般に纏まったお金を持っていない。
というか、貯蓄の習慣や発想があまり無いのである。
お金はあればあるだけ、です、殆どが。
我々日本人とは、その辺の発想が全然違います。
老後の生活もあまり深刻に彼らは考えていない。
困れば国に頼ればいいと思っているし。
彼らがお金を持っていたら、後先考えずに、割と簡単に使い切ってしまうのが普通。
彼らにとっての「節約」というのは、お金が無いから必要に迫られてやっているのです。
お金を貯めるための「節約」ではありません。
でも彼らは、物凄いプライドが高いので、決して「自分にはお金が無い」なんて口が裂けても言わない。
お金を持っている人を見付けると、まるで手品のように巧みにその人を惑わせ、寄生することがとても上手です。
あれは、彼らの特技と言ってもいい。
いや、特技と言うより、もうこれは本能的なものなのかも知れません。
欧米人の遺伝子の中には、こういう要素があると思って間違いありません。
そう思って彼らと付き合えば、大して驚くことも失望することも無く、仲良く共存できます。


そして…
彼らには強烈な個性があります。
お金が無くても、個性だけは100%ある!
自分が美しいと思うもの、自分の好きなもの、というものをはっきりと彼らは持っています。
人の真似をすることは殆どありません。
逆に言うと、人の真似をするのが彼らはとても苦手です。
たとえ人と衝突しても、自分の個性を守り抜きます。
だから、彼らは、世界に発信できるほどの流行を生み出すことができるわけです。
うっとりするような建築やライフスタイルを創り出すことができるのです。
そんな彼らが大好きなので、私はこうして欧米、すなわちカナダとフランスで暮らしているわけです。

*1:例外有り。